政策の恩恵を受けるのは370万横浜市民の一部
選挙で掲げられる公約は、市民の関心が高い政策になりますが、それでもその政策の恩恵を受けるのは370万横浜市民の一部に過ぎません。
一方で、市役所の各部署には、様々な状況にある市民の皆様から多くの声が寄せられ、それにより各部署は市民の皆様が抱える多様な課題を把握しています。山中市政は選挙公約実現の為に邁進しており、市民との約束を守るためですから、それ自体は当然のことであり悪いことではありませんが、問題は公約に関係しない仕事には無関心だということです。
従って、各局区は市民の様々な課題を把握していますが、市長の関心がない領域には予算も人も付かず、その解決のために市役所が積極的に動くことはできません。
解決のために市役所は何をすべきか
それらの課題を全てテーブルに乗せ、その解決のために市役所は何をすべきかを徹底的に議論し、緊急性、効果、予算・体制など様々な観点から整理をした上で、できるだけ多く解決に向けた取組みを実施することの方が、より多くの市民に恩恵をもたらすことは明らかです。
市民が直面する困難を取り除き、あるいは希望を実現するための支援をきめ細かく、できるだけ多く行うのです。それら一つ一つは小さくとも、その総和は特定の政策だけに力を入れるより格段に大きくなります。
人は希望をもって生きていると、自ずとワクワクしてきます。このアプローチこそが、市民の最大幸福の実現につながると確信しています。
横浜市会議員:高橋 のりみ